10連休
日本で一番美しい季節に、日本人には１０連休のご褒美がありました。中華料理を食べに行く以外、何の予定も入れていませんでした。
５月１日零時、全国各地のカウントダウンの様子をテレビで見て、多くの人が新しい時代を好意的に迎えていることを確認でき、大変安心しました。しっかり睡眠をとったあと、お昼ごろからテレビにかじりついて、新陛下の即位の儀式を拝見しました。日本に生まれてよかったことを改めて確認できた瞬間でもありました。
せっかくの１０連休、どう過ごすか。何も予定をいれず気の向くままに過ごそうと思っていましたが、結局、3月から久しぶりにはじめたPS4三昧の日々となりました。
学生時代はファミコンの全盛期でした。徹夜で、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのゲームを、友人と一緒に行ったことをよく覚えています。当時、研究室の同級生がゲームメーカーに就職することを希望したところ、教授に叱られたらしく、しかし彼は「これからはゲーム産業が大きく伸びる時代になる」と教授に反論したとの話に、深く共感したことをよく覚えています。その後のゲーム産業の発展を見れば彼の予想が正しかったことは言うまでもありません。10連休に行ったゲームもAIが多く使われていて、大変面白いものでした。今年はマイペースでのんびり過ごしていますが、長い人生、こんな時期があってもいいのかもしれません。ゲームに批判的な意見に対しては、多くの著名人や各界でご活躍されている方々に、ゲーム愛好者がいることから反論できるのではないかと思います。
私が学生時代によく行ったゲームに、シミュレーションゲームがありました。相手の出方を見ながらこちらの戦術を決めていくのが本当に面白くて、特に戦国時代をテーマにしたものに興味をもち、当時、ゲームの登場人物を知るために、多くの時代小説を読みました。結果、歴史を知ることが楽しくなり、幕末から、先の大戦まで興味は広がり、幕末期の時代小説や、戦争に関する研究論文、さらには軍人のよもやま話に至るまで、池袋のとある書店においてある書籍をすべて買いあさった時期もありました。
もちろん気楽な趣味の範囲内です。趣味というのはこんなものなのかもしれません。
今は歴史にそれほど興味はありません。またPS4を開始したと言っても相変わらず運動の方が好きで、ゲームが趣味とまではいえません。しかしいずれにしても、のんびりゲームを楽しめ、リバランスできた、本当にいい連休でした。
日本は大きな転換期を迎えています。
日本を支えている多くの方々に深く感謝したいと思います。
（大変美味な麻婆豆腐でした）
