コロナに感染して思ったこと。

 

   
 
 先週風邪気味となり、薬を飲んで早めに寝たところ、翌朝はすっかり良くなっていたので、予定通り人間ドックを受けました。その午後、急にだるさがでたため、また薬を飲んで寝たのですが、夜に39度の熱となり、自宅にあったコロナ感染キットで確認したところ、陰性でした。ただ翌日になっても熱は39度から38度の間を行き来し、嫌な予感がしたため病院に行き、念のためと再度感染の確認をしたところ、陽性でした。クリニックの先生が「陰性だったんだよね??」と明るく、楽しく話されていたのが印象的でした。
 気管支までやられたようで、見たことのないような大きな淡がでて、また、肋間神経痛のような痛みが全身にでたのも、初めての経験でした。きつかったです。

 ゾコーバという薬を処方されましたが、予定通りに症状が緩和されていくのがわかり安心しました。それほど、緩和されていくことがうれしかったです。

 ところで、最近、暴飲暴食をしなくなったため、薬の効きが、他の薬もそうなのですが、良いことを感じています。ばっちり効く感じがします。
 胃薬を飲みながら飲み会に出る、ことや、朝、食欲がなくても三食しっかり食べる方が健康にいい、こまめな水分補給が大切、などといった、これまで何の疑問も持たずに行ってきた、食に対する習慣を、すべて改めている最中です。日本人は飽食の環境下で食べすぎだという話を始めて聞きましたし、冷静に考えると「いっぱい食べて、だからいっぱい薬を飲まなければならない環境にいる」というのは、何とも皮肉な、矛盾した、生産性の低い状況のように思います。

「病気になって、あと何年生きるかわからないから、いろいろ考えずに、食べたいものをいっぱい食べて」という話はよく聞きます。「安くて早くて安心!」といった不思議な思い込み同様「いっぱい食べて!」ということが、間違いなく幸せの一つであるかのような、何とも自虐的な思考を、我々日本人は考え直す時期に来ているのかもしれません。
 国家予算は限られているのです。食べ過ぎが医療費の増加を招いているのかも知れません。


 今回の感染で、かつて受けたワクチン接種のことを思い出しました。ほとんど区の施設で接種しましたが、スタッフの対応が、毎回、完ぺきだったことをよく覚えております。
 東京都政は、亡き石原慎太郎知事の時代からどんどん良くなっていった印象があります。東京ERができた当時、都庁の職員さんたちもかなり気合がはいっていて「なんでこんな嫌な対応をされなければならないのか」などと、彼らとの交渉の中、若いながらに思ったことが懐かしいのですが、そのような努力の甲斐あってか、今、都政や区政について思うことは、ほとんどないと言っていいほど、身近な問題を見つけることができないです。あえて言うならば、コロナが明けてから、朝の電車乗り継ぎの際、新宿駅で変な、ある意味無法な流れができていて、総武線に乗り換えるまでぶつかって危ない ことくらいでしょうか。

 また、先日JR代々木駅ホーム内の階段のど真ん中に、三脚でスマホを立てた旅行客が、階段に腰かけて、実況中継もどきのようなことをしていて、混雑する時間帯なのに、通りにくいなと思うことが有りました。
 
 地方に行って思うのは、オーバーツーリズムは、東京や京都などの有名観光地に集中していることです。これらの都市においては、表に出ていない様々なトラブルが、日夜当該機関に通報されていることかと思います。

 東京都政も新たな課題に直面しているのでしょう。
 これまでの良き流れを、これまでどおり、継続させていってほしいものです。