大晦日

 年末にかけて天気は良かったのですが、昨夜から少し雨まじりの日となりました。

 晦日は毎月の月末の日で、大晦日はその最後を締めくくる日で、歳神様をお迎えするために、家にこもって祈願することが日本の風習であったようです。

 例年通りだらだらと大掃除を数日かけて行い、今日は近所の神社に遠くからお参りをして、のんびりと過ごせています。

 強剪定をしてしまい、瀕死状態だったハナミズキも、うどんこ病に悩まされながら3年ほどたった今年、やっと多くの葉っぱを茂らせ、現在、多くの蕾がついています。数年ぶりに来春は多くの開花に恵まれそうです。

 どうなることかと思いながら過ごした今年でしたが、なんというか、自分のほぼ想像していた通りの一年だったように思います。前を向いて歩けば、ぶつかるものも多かったでしょうし、それを避けたりどかしたりすることによって自己実現を果たしていくのが人生というものなのでしょうが、前を向きながらもほとんど歩かない選択をした訳で、その通りの結果となった一年だったように思います。

 ただ歩かない選択をしても、避けたりどけたりしなければならないことも結構あり、自営業というのは、一生泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロのようなもの、というのは、あながち嘘ではない気がいたします。一旦その選択をしてしまったら、連日連夜仕事の事を考え生きていかなければならないのですが、そんな生き方を選択して、ずいぶんと日が経ってしまっています。よくここまで歩いてきたものです。

 年末にお会いした方から、大変含蓄のあるお言葉を頂戴し、妙にその言葉が腹落ちしたのですが、当たり前だと思っていたその言葉は、かつて当然のように実践できていたことを思い出し勇気をえたのですが、一方で、まだ忘れているのだなと感じたりもしました。

 来年は覚醒して、普段通りの自分に戻れるように、今年よりは前に進んで歩いて行きます。

 世間で起きている多くのことは、今の自分にとっては大して興味がないことがほとんどです。しかし、時代の大きな変化の中で、その変化に影響を及ぼすような大きな出来事だけは別です。そんな大きなところに着目し、興味を深めたいと思いますが、仕事の大切さも忘れないように、足元をしっかりと固めていくつもりです。

 今年も多くの方々に、隠に陽に助けていただきまして、心より感謝申し上げます。

 来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。