プリの乱8
プリゴジン氏の死亡が確認されたとのこと。プーチン氏もこの死についてコメントしたようです。すっきりしない変なコメントでしたが、よく考えてみると、これは彼自身の問題であって、ロシア国内における内紛の問題です。戦争の長期化に苦慮している、彼の姿がしっかりと見えた気がしました。
ウクライナ軍は、徐々に前進しつつありますが、円の回転のような戦線の変化がおきつつあるようです。先日、生々しい殺戮シーンを動画で見ました。激戦は続いています。ひょっとしたら、このような戦場の真実は、平和ボケしている、私たち日本人も知らなければならないのかもしれないと感じました。人間の本質ですから。
中国の景気悪化が本格的なようで、「日本病(失礼な話です)」に備えて、国民は消費を控えているようです。高額マンション購入や爆買いなど、過去の話になってきました。景気悪化は投資の専門家たちの間では、コロナ前から言われていたことであって、リスクは織り込み済みであるとのことです。
しかし、中国と貿易量の多い国が、この影響を受けることは避けられないとのこと。大手企業の中国離れは、日本のみならず海外でもどんどん進行しているようです。よって、出遅れた企業も覚悟を決めて、とっとと中国から撤退し、あらたな友好国との貿易量を増やすことをしないと、被害は広がっていくと思います。中国はレアアースの禁輸措置や、旅行客の制限など、様々な方策を強化し、変化させ、圧力をかけてくると思いますが、中国の経済発展の前の状態に戻ればいいと、それだけである、と私は思っています。先日ある識者の方が、自分が若いころには、スーパーに並ぶものには中国製はなかった、それでも、景気はよく困らなかったと話していましたが、その通りだと思いました。
汚染水問題(処理水)ですが、周りでこの話をする人を、私は見たことが有りません。
中国はずいぶん前からこれをカードとして使っており、世界を巻き込んで、日本に圧力をかける材料にしようと目論んでいたようなのですが、全然うまくいかず(当たり前ですが)、その結果、現在の状況になっているようです。以前とあるシンクタンクの方から、中国に進出すると、いきなり法律が変わり、営業停止させられる、その対策は「コネ」であり、だれを知っていて、いくら渡すかがものをいう社会であると、これが彼らの法律の姿なのだと聞きましたが、やっていることは、全く一緒であって、中国と付き合うということは、こういうことなのだ、ということを、私たちは改めて知っただけの話です。今回は、この中国社会の本質プラス、中国の景気悪化が影響しているわけで、共産党が内政の失敗のガス抜きと、いつもの中国人特有の尊大な態度で、日本たたきをおこなっているわけです。ただそれだけに過ぎません。
日本は、冷静に、無視すればいいだけであって、「彼らの目論見の通りに騒がない」こと、が最も大切だと思います。
さまざまなプレスがいろんな報道をしています。その中には、外務省関係者が「こんな状態になった。政策変更をした方が良い、と言っていた」などありますが、報道には注意し、このような国内世論を分断するような意見は、怪しいと感じて無視すればいいだけです。また、領事館にクレーム電話が殺到、ですとか、嫌がらせで卵を投げられる、と言われてますが、そうなのでしたら、帰ってくればよいのです。また領事館関係者を頑張るよう、励ますしかありません。
漁業関係者の補償はしっかり行うことと、日本人はこれを機会に魚を、もっと食べることです。ふるさと納税の返礼品のボリュームを増やして、ホタテなど送られてきたらうれしい限りです。魚の価格が20年前の倍くらいになっていると感じていますが、これは中国の経済成長のせいだったかもしれません。販路を変え、政治的リスクの低い友好国に、質の良い日本の魚を輸出するよう、頑張ってほしい。そんな政治の役割が求められていると思います。
日本がウクライナ戦争においてそれほど光熱費の高騰を招いていないのは、長期契約で安定的に原油を輸入する体制を整備していたからという、誇らしい話がございます。海洋国である日本にとって、漁業は国の礎で、日本人の遺伝子には、魚の食文化が組み込まれているのです。そんな大切な漁業ですから、目先の利益のため、政治的リスクの高い国に輸出することを、見直しする時期に来ているのではないでしょうか。
そういえば、中国は、処理水(汚染水)が悪いというのなら、日本近海で、中国自体の漁船の操業をやめるのかどうか、見ものだと思います。そのうちこのカードを切って、日本政府に補償を求めてくるかもしれません。その一方で、第三国経由で、多分、中国国内では、多くの海水魚が食べられていくことでしょう。
こんな自己矛盾だらけの国に、まともな経済運営などできるはずがありません。
この問題は、中国の問題であって、日本の問題ではないと私は考えていますが、いかがでしょうか。勝手に彼らの国益を考えて騒いでいるだけです。
頑張れ日本!