新陳代謝
いやーすごい雨でした。
近所の池も、見たことがないくらい増水していました。
そういえば、失われた30年と言います。この言葉は否定的なのでしょうか。
私は異なると考えたい。
まずは、受け入れ、反省し、改善しなければ、その先はないのではないでしょうか。
トヨタは、全方位戦略において、様々な課題が見つかるたびに、社長はそれを喜び、あとは解決していくだけ、と、社長が社員をはげましていると聞きました。
日本人皆が、そんな前向き思考になることを、今、求められているのかもしれません。
アメリカは、コロナ下で14%の失業率になり、それが今、4%になった、ということは、10%の労働移動がありました。それが良かったのか悪かったのか定かではありません。GAFAは大規模な解雇を進めています。
でも、そんなことが、迅速な人材の移動が、可能な国であることは確かです。
その会社ではパッとしなかった、なぜならその会社の価値感だけで判断されるから。とくに中小企業で、ごりごりのオーナー経営者の場合。でも、異なる会社に異動したら、別の側面を見出してもらい収入も増え、将来不安が解消された、ということもあります。
そんな会社は、勇気を出してさっさと辞めたほうがよい。
私の故郷出身の英雄、東郷平八郎は、鉄道をやりたいと大久保に相談に行ったが、そりがあわず、西郷に相談に行って、という逸話が残っています。
東郷は賢かったのかもしれません。
大久保も、さっぱりとそれを認め、追いかけなかったのでしょう。大きな人だったということです。
結果、東郷は生かされ、大活躍につながったのかも知れません。
郷土では、古くから「合わないものを無理に合わせようとしてもだめ」という、現実的な思考があったようです。私が知る鹿児島の人も、現実主義者が多いと思います。
よくよく考えると、職場内でも、会わない者同士、トラブルを起こされても迷惑なので、周囲は上手に調整します。この姿勢は、人材流動性につながることです。
しかし、雇用という場面では、なかなかそれが機能しなくなっていたのが、日本なのかもしれません。
辞めたくてもやめられない、解雇したくてもできない。
どこか不自然で、非生産的な話です。
ストックオプション税制が変わろうとしています。
もっと自分の給与を、報酬を取りやすい、また経営者と交渉しやすい制度にすべきではないかと思います。
新しいプレーヤーはマーケットを大きくします。
地方社会が大切なのは明らかです。
地方創生という言葉の響きは大好きだったのですが、置き去りにされているような気がします。
ふるさと納税は、税法学の見地から、また、財源的にも否定されてきていますが、あれほど、国民に地方に対して興味を抱かせ、地方企業を活性化させた制度は無いように思います。
かつて有楽町のアンテナショップで、地方の役人と、ショップの担当者が、そんな話を熱く語っているのを耳にしたことが有ります。
ふるさと納税でなくても、同様に、熱くなれるような制度の導入を望みます。
海外の優秀な人材に、日本を好きになってもらい、馴染んでもらうこと、安全保障面でも生かせればと考えます。日本の奥深さを尊重し、礼儀正しく、慎み深い人たちは大歓迎したい。
いつもありがとうございます。心より感謝申し上げます。
頑張れニッポン!