水素の供給量を増やすこと
かつて日本企業が中国に新たなビジネスチャンスを求めてどんどん進出し、市場を拡大していったとき「だいじょうぶか」と思ったのは私だけではなかったと思います。
結果として、巨大な覇権・軍事国家ができあがりました。数年以内に台湾進攻が行われ、米軍と自衛隊が戦争に参加せざるを得なくなり、その結果、空母、航空機、艦船、基地、人的被害は多大なものになると予想されています。戦争は短期間で終結しますが、台湾本土の損失も計り知れないものとなり、仮に、「許される形」で戦争が終結しなかった場合、世界の軍事バランスは大きく変わり、日本は、引き続き、より、周辺国との緊張状態を強いられることになると言われています。
迅速に進軍したほうが優位とされているため、中国軍は電撃的に展開すると言われています。無論、米軍もあらゆる事態を想定し準備を進めていますが、当事者である日本の、当事者意識はいかがなものかと、昨今の様々な報道をみて思わざるを得ません。軍事作戦を遂行するに際し、現憲法に不備があることは明らかであり、そこをきれいにしておくことは、日本国の反戦の意思を、各国に強く示すことになり、作戦遂行上、死者数を減らすことに大きく寄与することになると信じておりますが、国内では、遅々として、不思議で、つまらない所作が続いていることに、大変驚いております。
そういえば、水素の生産量を、2040年までに6倍に増やす、との報道を目にしました。長い間、水素自動車の将来性を、度々語ってきましたが、昨今、欧州では、電気自動車の非現実性に気が付き始め、合成燃料の重要性に着目し始めました。
ウクライナ戦争で、資源国であるロシアの経済が予想に反して疲弊しない現実をみて、欧州も、水素の将来性に気が付いたのだと思います。同様の状況にある日本は、先の大戦で、原油や資源を求め、南方に展開する作戦を取りましたが、補給路を断たれ、継戦できなかったことに学ぶべきです。
資源の確保という点において、水素の明るい未来に、もっと着目し、さっさとインフラを整備し、この分野で世界のリーダーとなるべきです。もっとも、資源国である同盟国(アメリカ)との調整も必要となるのでしょうが、軍事分野での貢献に、水素燃料が大きく寄与することから、これが理由で、整備が進まないということにはならないはずです。
長い目で、大きな視点で、世の中の行く末を見ていきたいと思います。