働き方改革について
働き方改革関連法が成立する前、とある講演会で「働き方改革はネーミングがいい」と著名な学者の方が話されていました。内容について、いいのか悪いのかは、会社、人それぞれかもしれませんが、私の周辺では、最近「働き方改革の時代だから」と上手にこの言葉を使っている人が多いことに気が付きました。弊社は残業は禁止で、事前の残業申請がない限り、残業できないようにしていますが(プチ事務所ですから残業するほど仕事がないのが正しいかも知れません)、少しくらい残業したいとの声にも「働き方改革の時代だから」と残業させない理由にすることがあります。社員には逆の理由(残業しません)で使う人がいます。単純な例ですが、このように経営者側もこの言葉を上手に使うことができるようになってきていると思います。
どの省庁だったか忘れましたが、23時までにみな退社できているとの記事を目にしました。また、とある地方の役所ではチャイムを導入して一定の効果を上げているとも聞きました。弊社も複数の勤務形態のアルバイト社員のために、チャイムを鳴らすようにしていますが退社を促す効果があります。私自身もチャイムの音によって、一呼吸おいて、その日の業務の進行状況を見直すことがあります。
今のところ、私の事務所でも、周囲の人達の話からも、働き方改革に対するマイナス面の話は聞いていません。
そういえば、ウエブで申し込みをするときに、以前なら24時まで申し込みができていたのが、例えば10月25日16時までといったように、時刻を設定していることが多くなったように思います。そのせいで、最近、申し込みできなかったことが2回ほどありました(25日が期限と思い、16時を過ぎて申し込みした)。これ(16時までとしている)も働き方改革の効果なのでしょうか。真偽のほどは定かではありません。
あとは効果測定した結果を見てみたい。やりっぱなしでは、良かったのか悪かったのかわかりません。1年後、3年後でもいいので、メディアでもどこでも調査をして、良かったこと悪かったことを公表して欲しいものだと思います。
忙しくてへとへとな毎日を過ごしています。