航空母艦はなぜ沈まないのか
10月になりました。年末の足音が近づいてきたとの声をどこかで耳にしました。ひんやりとした曇り空の朝を迎えました。
この1か月ほど、日本はまだまだ捨てたものじゃないと、TVを見るたびに思いました。みなこんなに優秀な人たちだったのかと、そして彼らの団結に、心強さを感じました。
これまで日本を支えてきた皆様に感謝の気持ちを申し上げたいと思います。また新たな課題に勇気をもって立ち向かっていく方々にも、心より敬意を表したいと思います。
先日、アメリカの空母はなぜ沈まないのかについて、放映された動画を見ました。あれだけ巨大で、数千人の乗組員や、多くの艦載機を載せていて重量もあり、細い船底から広がるように大きな甲板を支える構造になっている航空母艦が、荒波に耐え、沈まない不思議について「アルキメデスの原理」や「復元力」を理由に、説明がされた動画でした。
アルキメデスの原理とは「液体(液体や気体)中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける」というものです。また復元力とは「船が傾いたとき重心が移動して傾きをもとに戻そうとする力」とのことです。中学校あるいは高校の時に聞いたことがあるようなないような、ほとんど忘れていたような知識ですが、スキューバダイビングをやる私には、なじみのあることでもあります。
スキューバダイビングでは、アルキメデスの原理よろしく、腰にウエイトを巻き付けBCを利用し浮力調整をしながら、水中を移動します。また、水中であおむけに回転などすると、重心の移動と、それを元に戻そうとする復元力が作用するのが良くわかります。
このように自然に存在する原理を考えたとき、自然を大切にし、自然を受け入れ、八百万の神々と一緒に生活を営んできたわが日本において、日本を支えようとする団結力が、自然に働くのは当然だと考えました。
今の日本は、まだ船が傾いている状態なのかも知れず、その傾きに国民は長い間慣れてしまっていて、知らず知らずのうちに大きな変化が徐々におきていることに気が付いていないのかも知れません。いや、そんなことは、自然の原理として普通に受け入れているだけなのかも知れず、それは考えようによっては、日本の強さにつながるものなのかもと、考えたりなどしています。
大局を見誤らないように、
現状をしっかりとみつめ、これからも日本を応援していきたいと考えております。