プリの乱5
プリの乱の処分について、ロシア所払いとの当初報道から、プリはロシアに在住していてプーチンの指示を秘密裏に受けている、既に暗殺されている、これから暗殺される、プリがベラルーシと共謀して、ウクライナ軍に加勢する予定がある、などなど、様々な情報が出てきました。これすなわち情報戦の様で、情報の出所に注意する必要があるのでしょうが、いずれにしても、情報戦であっても、本質としては、ロシアが膠着した戦争に困っていることによって起きているのは、明らかだと考えます。
反転攻勢についても、ウクライナ軍はじわりじわりと戦線を押し上げているようですし、バフムト近辺の高地を奪回したとか、クリミア半島の奪回に向けて着実に進軍中だとか、新たな情報が入ってきています。
その他、停戦合意に応じるつもりがあるなどの言及、穀物の輸出合意に難色を示す、北朝鮮にショイグ氏が訪問、アフリカの反乱にロシアが加担している(可能性)など、戦後に向けた布石なのか、あらゆるカードをどんどん切っているようですが、西側諸国としては、これらに一つ一つ対処していけばいいだけだと思います。
戦線を押し上げることがもっとも重要です。
戦局が変わりつつある ような気がしていますが、専門家ではないので、確かなことは言えません。
この戦争から学べることは、
決して負けないという信念のもとウクライナ人が必死になって戦っている、
これに自由主義諸国が賛同し、武器供与や物価高という経済的負担をしながら、一緒に戦っている、
という、
当たり前のことが起きている、ことだと思います。
最近、「中国軍は本気で米国と戦争するつもりはない」という報道が盛んになされていますが、
これは真実なのかもしれませんが、
このような状況になったのは、
日本がミサイル防衛をはじめとする防衛力強化にかじを切り、
米国をはじめとする自由主義諸国や友好国との親睦をより深め、
経済界は、経済安全保障の観点から、どんどん中国から撤退していて、
中国経済が崩壊に向かいつつある
という、当たり前のことが、起きている結果だと考えます。
中国が攻めてこない という言及になってきたのは、これらを継続して行っているからであって、
「攻めてこないから、予算など増やさなくて、憲法改正などしなくていいや」ということで、以前の状況に戻せば、
足元を見て、また強い態度になるのは、中国という国だと考えます。
私が中国に本気で脅威を感じることが有るとすれば、
軍事力を背景とした覇権国家をやめ、
シンガポールや台湾のように、普通の自由主義国家になって、
汚染水の処理など、つまらないことでカードを切らなくなった時です(無視すればよいくらいです)。
ある意味今の状況は、こちら側からすれば突っ込みどころ満載だと思います。
日本人が「中国の言っていることに大いに賛同する」ことが増えてきたときに、
この国と本気になって向き合う必要が出てきます。
でも現場の人たちは、本当にご苦労されているのでしょうね。
頑張れ日本!