20年前のよう
昨日からまた暑さが戻り始めました。今週は猛暑がぶり返すようです。
日本では、お盆に祖先供養を行ってきた長い歴史があります。先祖の霊を敬い、先祖について、そして自らが日本人であることについて考える時期です。
しっかり休みたいと思います。
ところで、中国が、彼らの軍事演習についての日本側の批判を一蹴しています。ただ、驚くことではありません。想定内の、当然の返答だと考えます。
しかし、ボケっとしていてはいけないと考えます。思い返すと、かつて北朝鮮が核開発を行い始めたとき、弾道ミサイルを開発し始めたとき、20年くらい前のことだったでしょうか、だれが今の北朝鮮のような国家体制になると想像したでしょう。彼らはしっかりと核開発しました。
また15年くらい前でしょうか、中国市場にビジネスの機会を得ようと、世界中が狂喜乱舞し、大挙して中国に投資し積極的にビジネスのやり方を教えました。
当時、かなり不安を覚えましたが、結果は、現在の状況を見れば明らかです。ビジネスで儲けた金で、彼らは巨大な軍事国家を作りあげました。
尖閣に漁民が押し寄せ上陸すると同時に台湾進攻するというシナリオについて、起きないと思っている、いやそんなことはないと思いたい、一縷の希望的観測の中にいるのが日本人ではないのか。
何もしないで手をこまねいているわけではないでしょうが、北朝鮮や中国の歴史を思う時、日本人は、危機感がかなり足りないように思えます。
彼らは、今の日本と似た「ぼやっとした」国内情勢下で、かつて領土を侵略され国土を切り売りせざるを得なかった歴史を持ちます。これに対する深い反省と悔悟の気持ちを持っているはずと思いをめぐらしています
当時は、東アジアは、長らく戦争のない成熟国家でした。清は内政に問題を抱える衰退期にありました。そんな中、帝国主義の波が押し寄せました。
この状況に早くから危機感を募らせ、迅速に対処できた日本は領土を保全できました。
時代は変わり、日本は、安定成熟社会のもと、少子高齢化を抱え、労働生産性は低く、周辺諸国から追いつかれ、追い越されている最中にあります。
専門家から、マスコミ等による反日運動が起きているとの意見が出ています。また在日の中国系の団体にもそのような動きがみられるとのこと。
「軍事予算を確保する」と言われています。この中には工作対策費も当然含まれていることと思います。専門家によるトレーニングや対策はされているのか少し心配になりました。
彼らの力と知恵を侮ってはなりません。
中国の歴史を考えてみればわかります。
日本人はさすがだ、しっかりとした防御体制を短期間で整えた、と思わせなければなりません。日本方向への軍事展開を諦めさせることが肝要かと思います。