コロナですから。
先週確定申告が終了しました。
昨年より、毎週火曜日休業、短縮営業、時差出勤、出社率33%を継続していますし、お客様も類似の状況にあるので、時間がかかるのは当然のことです。今は3月決算に追われています。
この2年、事務所の立て直しをしています。大学院に通っていた3年間、そんなつもりは全くなかったのですが、私が事務所運営に費やすエネルギーはかなり減っていたようです。少しづつ、本来の私の事務所スタイルに戻りつつありますが、ここまで様々なトラブルがありました。
ほぼ時を同じくしてコロナ禍になりました。一番つらかったのは、精神的に不安定なお客様への対応でした。つい最近もちょっとしたことがありました。職員にはそんなお客様には、冷静に丁寧に対応するようにと指示をだし、できることとできないことを明示し、時には厳正に、時には優しく対処するように心がけています。随分落ち着いてきましたが、コロナが終息するタイミングで、また不安定になる人が出てくるのだろうと、心の準備をしています。
いろんなことが起きるたびに「コロナですから」という言葉で片づけ、すぐに忘れるようにしています。平時ではない状況でおきることに、いちいち心を動かされるわけにはいきません。一方で、じっと我慢して耐えている多くのお客様がいるのですから。
「コロナですから」という言葉は、自分にとって使いやすい言葉です。
私の事務所は、助成金や補助金申請に関するコンサルティングは昨年より一切お受けしておりません。今後もこの方針で行く所存です。
先日、2年ぶりに、当時、私の事務所の運営に協力してくださっていた外部の方が来所されました。現在、面談はほとんどない状況ですので、懐かしく、大いに盛り上がりましたが、「先生は当時、大学院がきついきついと言われてましたよね」というのが彼から最初に出た言葉でした。
30代のころ、税法の川上でどんな議論がされているのか見たいと大学院への進学を予定していましたが、別のことをやらなければならなくなり、あきらめざるを得なかった。別のことは、やりたい環境でも、やりたいことでもなくすぐに止めました。無理がたたって体調を崩し、体調回復に伴い、最後のチャンスと考え進学した。
しかし、法学の分野は、思いのほかきつかった。これが事実です。
きつかったの話に、当時のきつさをほとんど忘れてしまっている自分に気が付きました。そんなことを言ってましたね、という話になりました。
人生いろいろ。不思議なものです。あのまま様々な誘いにのり、研究を続けていたら、多分そのきつさにどこかで崩壊していたと思います。進学をやめ、その後事務所の立て直しや、家庭環境の変化など様々なことがありましたが、何といっても「コロナ禍」を過ごしたことによって、大学院当時のつらさは心の奥底に整理されてしまったように思えます。と同時に、当時私を応援し、支えてくださっていた多くの方の姿が、霧が晴れるように見えてきました。謙虚にならなければならない。
靴を変えつづけています。
コロナでフォーマルな場への出席機会が激減したせいもあり、また、ランニングも開始したためスニーカーに興味を持ちました。
出社用のスニーカー選びに明け暮れています。
靴は全身を支えるものです。靴選びを間違うと、体調に大きく影響します。
次はどんな靴を履いて、前に進んでいこうか、楽しみです。
私の好きな靴は、クッションがしっかりしているもので、機能性を備えた靴です。
ランニングして大いに汗をかいて、ストレスをぶっ飛ばし。
少しづつ、前に歩いていきたいと思います。